４６．雪を愛する 深く深く雪に閉ざされた冬 一人悲しく外を見る 雪は やむことを知らず 僕の心に積もっていく ああ あの暖かい日だまりは 木の葉の中に舞い散ったのか 北風がからっぽの腹を吹く 語りかける人もいず 荒れ狂う海 安らぎを知らず 語りかけてく…

２６．君は世界を意味づける「棒歌」 君に捧げよう この歌を 僕の全てを賭けて 君に告げるため 君に捧げよう この歌を つまらぬ男だって その胸に入り切れぬほどの 夢を持つことはあるさ （神様は禁じてはないもの） その夢の中に 君ほどの女を呼びこんでも …

Vol.12 １．あなたの色 僕の心臓に カラフルな色で 美しい絵を描こう 晴れた日の透みきった色で 大きな空を 広い海を にぎわいだ街を 活気にみちた人々を だけど いつも不用意にでてくる あの色 どす暗く 不明瞭でつかみようもない ぼんわりと広がり 絵を損…

詩Vol.11 31．恋狂 ああ 白棒の木よ おまえには 僕の前に広がる大海の荒々しさを それを渡っていこうとする僕の力強い決意を 僕のこの見にはあまりにあふれるのが もったいなくて 活かしてやったもんだね その僕が今日は 情けないくらいに ズタズタの心をひ…

詩Vol.11 １．月影 あなたは月を見るのが好きでしたね だから 今宵もどこかで見ているでしょう だって 今宵はこんなに美しいんですもの あなたは月しか見ない人でしたね 夜空の満天の星を従えて、ひときわ大きく輝く月 そう あなたもまた 月のような人だった…

詩Vol 10−2 41〜65 12/5 詩Vol 10−3 12/10 41〜88 12/5 8800 ４１．待つ 僕は待つ ただひたすらに 遠く思いうかべる 君を待つ たとえ君の心に はや 僕は消えうせ 君が 僕の見知らぬ男を 慕っていたとしても 僕は待つ ただ ひたすら 遠く思いうかぶ 君を待つ …