史の詩集  Fuhito Fukushima

福島史(ふくしまふひと)の詩集です。

2022-10-01から1ヶ月間の記事一覧

Vol.7-2

26.ジレンマ そこにやりたいものがある だから やらなきゃいけない それをやることが 僕にとって 何よりも幸せを感じることになる but・・・ そこにいきつくのは あまりにも遠い だから ときどき 僕は見ぬふりをしたくなる そこから逃げたくなる 燃える心…

Vol.7-1

詩Vol.7 1.僕の部屋 壁に閉ざされた 灯りひとつない部屋 出口が見えないなら 窓をあけて飛び出るはずだった その窓もない 突き抜けられない壁 天井 床 ドアも消えた部屋 外には光が満ち 溢れてるはずだった いったい僕はどこから 入ったのだろう 2.冬の…

Vol.6

詩Vol.6 0035 「雪」君は 窓に額をつけて 外をみていたぼんやりとうつろな目でみていた皆は不思議がってたずねた君は答えた 「雪が白いから」皆は笑った でも雪は白かった君は白い息を吐きながら 外をみていた曇ったガラスをぬぐってみていた皆は何をみ…