2022-02-04 迎春 554 詩vol.5 迎春 昔 別れしその人の 今に至りぬ 面影 消ゆることなく 近づけぬのは 耐えれども 遠ざかれぬのは 苦しかりけり 忘れざりし君 今 再び 春の生気を吸い込んで 青づきはじめし色の美味 雪溶けて 春の至り感じるとも 淡き想い動きはじめぬ 白き雪におさえられし 小さな芽も再び ほのかに香る 色の気を 春の風に消ゆる髪にまぎわして その想い どこに馳せるか その心の守りを知りたや その胸に秘めたるものは いかなるものぞ 雪溶け 氷に閉ざされていた 我の心にまた一途 重き想い宿りぬ