史の詩集  Fuhito Fukushima

福島史(ふくしまふひと)の詩集です。

太陽と月     507

太陽と月

 

君がほほえむと ぼくの世界に朝日がのぼり

君が笑うと ぼくは真夏の太陽のなか

 

君がいると ぼくはうすくなり

いつのまにか 君の目には入らない

君が帰ると ぼくはくっきりと

いつもどおり 君をまねて輝く

 

君が口をつぐむと ぼくの世界に夕日が沈み

君が悲しむと ぼくは真冬の雪の中

 

君は知らない うすくなったぼくを

見ないふりして 見ていてくれたか

君は知らない 輝いているぼくを

気づかないところから こっそり見てくれたか