2022-02-08 待ちぼうけ 558 詩vol.5 待ちぼうけ 何も悲しいことなどありゃしない 人生素通り 待ちぼうけ あなたと出会った運命は あなたに別れる運命と 同じ定規で曳かれてた 時を経て ゆるんだ手綱は 君を醒ました 熱く燃えていた夏の日は 秋の来るのを知らなかった 働きつかれたアリたちは 冬の知る前に死んでしまった 東京に出てきた君は 都会に失われた さわやかさもろとも 白いビルに埋もれる